社会福祉法人さくら福祉会

みさかきたこども園

みさかきたこども園

園の紹介

 

1日の流れ

SCHEDULE

7:15~9:30

9:30までに登園
以上児:自由遊び
未満児:自由遊び、順次おやつ
 

9:30~

自由遊び
クラス別活動
 

11:20~未満児
11:45~以上児

給食準備
配膳・食事・片付け等
 

食後順次午睡
(未満児・年間)

13:00~以上児午睡
3歳児は年間
4.5歳児はプール期間のみ
 

13:00~(以上児)

自由遊び
クラス別活動
片付け・おやつ準備
 

15:00~

おやつ・片付け
 

15:30~

降園準備
振り返りの時間
 

16:00~19:00

順次降園
 
 

年間行事

EVENT

4月 入園式・保護者総会
5月 植物の植え付け
    親子遠足
         内科・歯科検診
         二項目検査
6月 保育参観
 

7月 プール遊び
         夏祭り
         七夕
         お泊り保育
         卒園児サマースクール
9月 引き渡し訓練
         祖父母の保育参観
 

10月 運動会
           秋の遠足
           内科・歯科検診
           二項目検査
11月 七五三参拝
           文化展
12月 お遊戯会
           クリスマス会
 

1月 お正月遊び
2月  節分
         入園説明会
         保護者説明会
3月    ひなまつり
         お別れ遠足
         卒園式

QandA

子どもの主体性を育てるためにどのような考えを持って実践していますか?

 おむつ替えの時『オムツが濡れているね。気持ち悪いね。さっぱりしようね。』と子どもの同意のもと、目隠しスペースでおむつ替えをしたり、食事も子ども1~2対職員1で大好きな先生と個々のペースに合った食事の時間を設けたり、一つ一つの関りに『○○してもいい?』と子どもの気持ちを尊重するようにしています。あらゆる場面で個々をよく見て、その子が今必要としている手助けを見極めて関わる、子どもの発達に応じた環境を整えながらその成長を促すなど主体性の第一歩をとなるよう心掛けています。子どもの成長を自分の喜びとして捉え、保護者と共有するのも楽しみのひとつです。
『印象深いエピソード』にも記したように、自分たちで考えて意欲的に挑戦することを大切にしています。子ども一人一人が持つ力を発揮できたり、やりたいことが満足するまでできるような環境を整えることを意識しています。職員も子どもの声にしっかりと耳を傾け、発した一言をキャッチして環境に反映させることで、子どもたちが夢中になって活動する姿が職員のやりがいにもつながっているようです。又、集団生活だからこそ体験できる子ども同士の関りの中で時にはけんか、時には共感、人との折り合いをつけるなど集団としての力も育んでいきたいと思います。

これまでの保育の中で印象深いエピソードは。

 夏、終戦記念日を意識して戦争について子どもたちが知るきっかけとなるよう年長児担当の保育士が『かわいそうなぞう』という絵本を読み聞かせました。それから毎日、何度も何度もこの絵本の読み聞かせをリクエストした子どもたちに保育士は心を込めて答えました。ある時、一人の子が『このぞうさんに会いたいな』とつぶやきましたが、この絵本に出てくるぞうはもういません。保育士は『この絵本のぞうさんはもういないけど、他のぞうさんなら会えるかも…』この一言に『会いたい‼会いたい‼』次々に声が上がります。遠足プロジェクト発動です。園長あてに子どもから手紙が届きます。『ゆうきこうえんにいきたいです』。秋に予定していた園児だけのバス遠足の行き先はぞうを飼育している遊亀公園に決定。子どもたちもワクワクが止まりません。『遊亀公園のぞうさんは何歳かな?何を食べるのかな?』『他にはどんな動物がいるのかな?』下調べの開始です。子どもたちが知りたいことなどいくつもの質問を自分たちで紙に書いたものを園長が事前に公園に届け、当日子どもたちに説明していただけるようお願いをしました。いよいよ当日。一人の飼育員さんが時間を割いて子どもたちに付き添って下さり、子どもの声に丁寧に答えてくださいました。子どもたちも静かに耳を傾け質問も止みません。公園で楽しく充実した時間を過ごした子どもたちは園に帰ってからも興奮が冷めず、後日、大きな模造紙に皆で協力して公園の見取り図を描きました。楽しかった遠足を思い出しながら子どもたちの会話も弾みました。皆で協力して描いた作品は園内の作品展、県の作品展にも出品し、たくさんの方に見ていただきました。卒園式には舞台上にその絵を掲示し、保護者、地域の方、在園児、職員、そして自分たちで描いた動物たちに見守ってもらう中、小学校へと巣立ちました。
 一冊の絵本をきっかけに自分たちで遠足の目的地を決め、動物への関心と知識を深めたり、質問を書き上げることで、それまで文字に関心のなかった子が字を覚えたいと意欲を持つようになりました。動物園で知ったことは誰かに言いたくて仕方がありません。家庭での会話もいつも以上に弾んだそうです。意見を出し合いながら書いた動物園の絵。時には意見の衝突もありましたが、子ども同士で解決しながら完成させました。子どもたちが自分たちの意思で進めてきた活動はとても充実して実り多い物だったと感じています。担当保育士が『こんな楽しい遠足は初めて!』と興奮気味に語っていた姿も忘れられません。